はじめに
こんにちは、負け組ルーザーです。
私は警備員として日々働きながら、「人生を変えたい」と思い続けてきた人間です。
高校中退、借金、低収入。
どれも“底辺”という言葉が似合う人生でした。
そんな私にとって、副業の世界は「希望」でした。
スマホひとつで稼げる、在宅でできる、スキルいらず――。
それらの言葉に何度もすがりました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
「簡単に稼げる」という話のほとんどは、結局お金を失うだけ。
そして今、また世間で話題になっているのが
「ふくえんち」という副業案件。
「スマホで遊ぶだけで月収100万円」という広告を見て、私は思いました。
「これも、またあのパターンじゃないのか？」
そう思い、徹底的に調べてみました。
「ふくえんち」とは何か？
ふくえんちは、SNS広告や動画広告で
「スマホ1台で誰でも簡単に稼げる」と宣伝されている副業案件です。
公式の説明では、“誰でもできる在宅ワーク”や“遊びながら収入が増える”といった
キャッチコピーが目立ちます。
一見、夢のような言葉ですよね。
でも、ここで私はまず冷静になりました。
どんな副業にも「仕組み」があるはず。
「遊ぶだけでお金が入る」なんて、どう考えてもおかしい。
そこで、実際の仕組みを追っていきました。
登録から始まる“よくある流れ”
私が調べた限り、ふくえんちの流れはこうです。
1️⃣ LINE登録で案内を受ける
2️⃣ 「無料でできる」と誘導される
3️⃣ 無料登録後、別の副業案件を紹介される
4️⃣ 最終的に“高額コース”や“有料ツール”の購入を勧められる
表面上は“無料の副業支援”を装っていますが
中身は情報商材の販売・リスト集客型のビジネスです。
つまり、無料で登録させてLINEリストを集め、後から別の高額案件に誘導する仕組み。
「副業を教える」と言いつつ
“副業をネタにして稼いでいる側”が存在しているわけです。
運営会社を調べて分かった“違和感”
ふくえんちの運営会社は「合同会社K-オフィス」と記載されています。
しかし、調べてみると以下のような不審点がありました。
- 会社住所がレンタルオフィスまたはマンションの一室
- 電話番号が個人携帯番号のような形式
- サイトの事業内容が曖昧で、具体的な業務実績なし
- 他の類似案件（副業系LINE誘導ビジネス）と文言が酷似
これは、よくある情報商材スキームの特徴と一致します。
“会社の体裁は整っているが、実態は見えない”タイプ。
過去に私が引っかかった案件でも、運営会社を調べるとこのパターンでした。
実際の口コミと評判を追跡してみた
ネット上の口コミをいくつも調べましたが
信頼できる成功報告はほとんど見当たりません。
むしろ、こんな声が目立ちました。
- 「無料登録したらLINEで営業が止まらない」
- 「高額プランに誘導されて後悔した」
- 「稼げない上に、サポートが機能していない」
- 「結局、稼ぐ仕組みが何かわからなかった」
中には「返金を申し出たが連絡が途絶えた」という声もありました。
ここまで一致している時点で、信頼性は極めて低いと判断せざるを得ません。
“副業詐欺”の典型パターンと共通点
私はこれまで何度も「詐欺まがい案件」に引っかかってきました。
その経験から言えるのは、ふくえんちはその典型例だということです。
共通する特徴は以下の通り。
- 無料登録を強調して信用させる
- 「誰でも簡単」「在宅で楽に」をアピール
- 実際の仕事内容は最後まで明かさない
- 成功事例を具体的に出さない
- LINEで心理的に囲い込みを行う
こうして“信頼”を築き、気づけば数万円〜数十万円の支払いに誘導される。
私も昔、同じようにLINEから流れ込んで、気づけば借金が増えていたんです。
「詐欺」とは言えない、でも“詐欺的”
ここで大事なのは、ふくえんちが法律上の詐欺ではないということ。
実際に返金保証や規約を提示しているため
法的にはグレーゾーンに留まっています。
しかし、実質的には“詐欺的ビジネス”と呼べる内容です。
理由は簡単。「稼げる仕組みの説明がない」からです。
報酬が発生する構造を説明できない副業は
どんなに合法を装っていても、実質的に危険です。
低所得者こそ狙われやすい現実
警備員として働く私もそうですが、収入が安定しない人ほど
こうした“楽して稼げる”という言葉に惹かれてしまう。
- 「今月あと3万円あれば…」
- 「家賃が払えない」
- 「副収入が欲しい」
こうした気持ちを利用して
“今すぐ申し込めば救われる”という雰囲気を作るのが
この手のビジネスの狙いです。
私はこの現実を、身をもって知っています。
だから、同じように苦しい状況にいる人に伝えたい。
「焦らなくていい。
本当に稼げるものは、“時間をかけて積み上げるもの”だ。」
安全な副業を選ぶ3つのポイント
もし、あなたが「ふくえんち」のような副業に興味を持っているなら
次の3つを守ってください。
① 運営者の実名・顔出しがあるか確認する
匿名運営はトラブル時に責任を取らないケースが多い。
② 仕事内容の説明が具体的か？
「誰でも」「簡単に」しか書かれていないものは要注意。
③ 少額から、自分で検証できる範囲で始める
最初から大金を入れない。実際に“体験して確かめる”姿勢が大切。
私の結論：ふくえんちは“やめておくべき”
結論から言います。
ふくえんちは「稼げる副業」ではありません。
運営実態が不透明で、稼げる根拠がなく、誇大広告的な言葉で人を引き込む。
たとえ“詐欺”と断定されていなくても、お金と時間を失う確率は極めて高いです。
私は過去に同じような案件で、
何度も「希望→後悔」を繰り返してきました。
だからこそ、はっきり言えます。
「副業は、焦って始めるほど危険です。」
最後に ― 負け組だからこそ伝えたいこと
私は負け続けてきた人間です。
けれど、負けた経験は無駄ではありません。
失敗の中で学んだのは
「人は、楽な道より“正しい道”を選ぶべき」ということ。
もし、今あなたが副業を探しているなら
“派手な言葉”ではなく、“地道な努力が報われる方法”を選んでください。
私たちのような普通の人間が本当に人生を変えるのは
一発逆転の奇跡ではなく、毎日の小さな積み重ねです。
📘 まとめ
- ふくえんちは「スマホで稼げる」と謳うが実態は不透明
- 高額プランや別案件への誘導に注意
- 法的にはグレーだが、実質的には“詐欺的構造”
- 低所得者ほど狙われやすい
- 副業は「派手さ」より「継続性」で選ぶべき
👤 執筆：負け組ルーザー
「本当に人生を変えるのは、派手な広告じゃない。
自分を信じて、地道に積み上げることだけだ。」
